保健管理学研究室

更新日2016.02.07

 

研究室紹介

 

 誰もが質の高い医療や看護を受けられるということ、病気になった時だけでなく、出来るだけ病気にならずに、または病気になっても病気や障がいとうまく付き合いながら、その人らしく、質の高い人生を送ることが大切です。そのためには、人々が健康的にかつ自立的に生きることを支援するという役割を持つ看護職の能力が発揮される社会環境づくりを行うことが必要です。所属する教員の教育・研究内容は、そのような社会環境づくりと看護職の能力向上を目的としています。そのため、教育・研究内容は、看護管理、医療・看護倫理、人権と社会保障システム、訪問看護、災害看護等、広い領域に及びます。

 

教員紹介

 

キャプションが入ります

 

教 授: 福田 広美  Hiromi FUKUDA

准教授: 平野 亙   Wataru HIRANO

助 教: 佐藤 弥生  Yayoi SATO

助 手: 吉川 加奈子 Kanako YOSHIKAWA

 

 

担当科目(学部)

1年次生

健康論

康に対する考え方の歴史的な変遷を理解し、健康維持と健康増進の重要性について学ぶ。人々の健康ニーズを把握し、健康増進活動における看護職の役割を認識して、専門職として積極的に取り組む姿勢を養う。

健康運動ボランティア論(救急法)

救命救急法を学び、日常の救急場面に対応できる知識・技術を身につける。

予防的家庭訪問実習

1)対象者の生活状況、健康観、ライフヒストリーなどを知り、地域で生活する人として「健康の視点」から、 対象者の全体像を理解することができる。
2)対象を理解するため、または相互理解を深めるためのコミュニケーションの重要性を理解し、自らのコミュ ニケーション力についての課題を考えることができる。
3)予防的家庭訪問として、グループメンバーと話し合いを通して、今後の学習課題を考えることができる。

2年次生

看護管理学概論Ⅰ

看護の対象となる人々に有効で良質な看護を提供するための方策である看護管理システムの諸相を学ぶ。

保健福祉システム論

保健・医療・福祉は、一人ひとりの国民が人間らしく生きることのできる権利を保障するためにある。まず生存権と社会保障の意義を理解した上で、個人及び集団の生活を考え、健康を保持・増進するための保健・医療・福祉に関する法制度および行政上のシステムを学び、さらに保健・医療・福祉のそれぞれの領域における看護職の役割を理解する。

看護の倫理

Bioethics(生命倫理)と看護の倫理規定に関する基本原則を理解し、倫理的判断の基本を学ぶ。さらに、看護職の直面する諸々の倫理的問題の解決に向けて、事例学習を通じて、保健・医療・福祉における倫理的意思決定について学ぶ。

3年次生 

在宅看護論

疾病や障がいをもちながら地域で生活する人々とその家族に対して、在宅看護を行うために必要とされる基本的な考え方や援助方法を理解する。さらに、近年多様化する医療依存度の高い人へのケアや在宅ターミナルケアについて学ぶ。 

健康支援論

個人・集団の健康を保持・増進するために、保健活動が行われる対象や場を理解し、行動変容の理論をはじめ、看護職に必要な健康教育の基本を学ぶ。また学校、地域、事務所等における健康づくりや保健指導の必要な場面を設定した健康教育の課題演習を行い、ライフステージごとの支援スキルを習得する。

4年次生

在宅看護論実習

疾病や障害をもちながら地域で生活する人々とその家族に対するケースマネジメントを通して、訪問看護の必要性と援助方法、多職種間との連携・協働、および社会資源の活用について理解する

看護管理学概論

看護の対象となる人々に有効な看護を提供するための方策である看護管理のシステムの諸相を学ぶ。管理の概念と看護管理の変遷を振り返りながら、看護領域独自の看護管理のあり方を学び、組織の一員としての関わり方を理解する。

医療福祉と人権

人権という、重要であるが一般的にあまりなじみのない概念を理解し、憲法をはじめ諸法に規定された事柄だけでなく、その本日的な意義と役割について理解できるよう、医療福祉に関する領域における人権課題とその解決への道筋について講義する。看護専門職に必要な人権感覚の涵養のため、具体的事例をもとに討論を行う。

担当科目(大学院)

看護管理学特論

保健・医療・福祉に関する制度と組織、看護管理の基本となる理論とその展開について学ぶ。また、具体的な看護管理プロセスに対する理解を深めるとともに、質の高い看護サービス提供のために看護組織が備えるべき機能について考える。さらに、看護の質評価の方法とその改善のための手法および看護管理研究について考える。

看護倫理学特論

医療・看護の現場における倫理的諸問題に対処するために、看護職に必要な生命倫理・看護倫理の知識と倫理的思考方法について学ぶ。随時事例演習を行なって、理論だけでなく実践的な調整・問題解決能力を高めることを目的とする。

健康社会科学特論

人間の健康に関連する研究においては、社会政策など社会システムに対する分析が必要であり、人間行動に対する分析においても、社会学や文化人類学等に基づく集団的アプローチが可能であることから、まず健康政策および保健・医療・福祉に関連する諸制度について概観し、社会システムの分析について論ずる。さらに、個々の人間行動や社会構造、社会の抱える課題の分析方法として、社会学、文化人類学等の各アプローチ法について論じ、講義と合わせて文献調査による演習を行って、基本的な方法論を学ぶ。

社会保障システム特論

人々の生命・健康と暮らしを支える社会保障制度の理念と構造を理解するために、憲法に謳われた生存権の意味と法・制度の位置づけ、社会資源としての諸制度について学ぶ。具体的には、法と社会、保健・医療・福祉の行政構造、医療制度と各種社会保険、児童・高齢者・障がい者など対象者の特性に応じた福祉・介護のシステムについて学ぶ。

保健医療福祉政策論

保健師として各種保健事業を企画・執行するのに必要な、政策形成、企画立案の能力を涵養するために、保健・医療・福祉の政策理念、行財政の方法を習得する。地域ケアシステム論および行財政計画のほか、事業評価、ノーマライゼーションの原理と権利擁護について学ぶ。

卒業研究テーマ

 

平成27年度

・地域在住高齢者の保健行動と健康観に関する研究

・訪問看護ステーションの服薬支援における災害時の備えの現状

・地域包括ケアシステムの構築に向けた病院の看護管理に関する調査

・発達障がい者支援専門員の活動評価と保護者のニーズ

 

平成26年度

・地域在住高齢者の健康関連体力と身体活動との関連

・地域在住高齢者の運動器障がいと生活習慣・体力との関係

・訪問看護師における在宅療養者のがん緩和ケアに関する認識の現状と課題

・障がい者福祉施設における虐待防止の取り組みに関する実態調査

・病院における患者サポート体制充実加算および医療対話推進者の配置に関する実態調査