訪問看護認定看護師研修生募集について

平成24年度 認定看護師(訪問看護)研修生募集のお知らせ 詳細はこちら

公開講義のお知らせ

・10月1日(土) 「在宅での終末期緩和ケア~終末期ケアにおけるフィジカルアセスメントの実践~」

          講師:山岡憲夫先生 参加申し込みはこちら 

 

・その他公開講義受講申し込み:8月8日(月)から募集開始 詳細はこちら  終了しました。

訪問看護認定看護師教育課程

 大分県立看護科学大学看護研究交流センターでは、平成20年度から訪問看護の認定看護師養成コースを開設いたしました。


 

認定看護師(Ceritified Nurse:CN)とは、
 日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野(19分野)において熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる人をいいます。看護現場において「実践」「指導」「相談」の3つの役割を果たすことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることに貢献する人材となります。

 


教育目的
 子どもから高齢者まで様々なライフステージにある在宅で生活している医療ニーズの高い療養者や障がい者に対して、適切なケースマネジメントを行い、質の高い看護ケアが提供できる高度な実践力と指導力を備えた訪問看護師を育成する。また、在宅ケアチーム内で、リーダーシップを発揮し、他の組織や専門職との協働、連携、調整できる能力をもった認定看護師を育成する。

期待される能力
 1.医療ニーズの高い在宅療養者・障がい者の主体性を尊重し、セルフケア能力を高める対応ができる。
 2.医療機関から在宅(在宅から医療機関)への継続看護を重視して、医療ニーズの高い療養者・障がい者の移行期のケースマネジメントができる。
 3.医療ニーズの高い在宅療養者・障がい者に対し、専門的看護技術・知識の提供及び管理・指導ができる。
 4.医療ニーズの高い療養者・障がい者を支援する在宅ケアチームの形成を行い、リーダーシップを発揮して地域ケア能力を高めることができる。

入学要件
 1. 日本国の保健師、助産師及び看護師のいずれかの免許を有する者。
 2. 保健師、助産師、看護師としてのいずれかの実務研修を5年以上有する者。
 3. 通算3年以上、在宅ケア領域での看護実績を有する者。なお、現在在宅ケアに携わっていることが望ましい。
 4. 医療処置及び管理を要する患者の訪問看護を5例以上担当した実績を有する者。

教育期間   6ヵ月

定員      15名

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認定看護師教育機関のうち、訪問看護分野を対象とするものは、全国で4箇所です。

首都圏以外では本課程が唯一の教育機関です。

指導教員からのメッセージ

 本教育課程は、子どもから高齢者まで様々な年齢の、そして在宅で生活している医療ニーズの高い療養者や障がい者の方に対して、適切なケースマネジメントを行い、質の高い看護ケアが提供できる高度な実践力と指導力を備えた訪問看護師を育成することを目的としています。また、在宅ケアチーム内で、リーダーシップを発揮し、他の組織や専門職との協働、連携、調整ができる能力をもった認定看護師を育成することを目指しています。研修期間は6カ月間、定員数は15名という集中型・少人数制の体制で、研修生一人ひとりに充実した指導を行っています。

 四季折々の変化を楽しむことができる素晴らしい環境にある大学で、各地から集まった仲間とともに、充実した6カ月間を過ごしませんか。語り合い、学び合う中でお互いに成長し、認定看護師への第一歩を踏み出しましょう。

                                                  

  〈主任教員 佐藤 弥生〉

 

修了生からのメッセージ

 【2011年】
 
 認定看護師資格取得後から勤務している現在のステーションは、医療保険の利用者が7割を占めています。殆どが悪性腫瘍でターミナル期の利用者で、在宅での看取りを月に1~2件行っています。その中で、緩和ケアや家族との関わり・多職種との連携等、利用者毎に違いがあり、学ぶことが多く反省させられることも多い毎日です。また、小児の訪問も増えており、障がい児との関わりの中で、社会制度が解りにくく矛盾を感じる点もあり、訪問看護師の立場からどのように関わっていけるのか思考中です。今後は、認定教育課程で学んだ知識を生かし、一つのステーションだけではなく、地域全体での訪問看護師の質の向上や訪問看護の広報等に関わっていきたいと考えています。認定教育課程では多くのことを学んだだけではなく、かけがえのない仲間との繋がりができました。悩んだり、行き詰った時には頼りになる存在になっています。大学で過ごした6カ月は大きな宝物になりました。日常から離れて、久しぶりの学生生活・・・女子大生(?)になってみるのも楽しいですよ。
 今後も多くの仲間が増えることを期待しております。
                            
                                      (一期生)
                                       特別医療法人萬生会 訪問看護ステーション 月出
                                        田口 貞子


 訪問看護の現場に戻り、早くも1年半が過ぎました。教育課程では、多くのことを学びました。その中でも特に印象に残っているのは「ケアマネジメント」です。
 ケアマネジメントの特徴は、疾病だけでなく様々な健康レベルに対して、根拠に基づいたアセスメントを行うことです。私たちが活動する在宅とは、生活の場です。それぞれの人々の多種多様な生活スタイルが存在し、価値観も違います。利用者や家族が自らの意思によって、生活の質が高められるように働きかけていく必要があります。それには、チームケアにより利用者や家族のQOLの維持、向上に向けて効果を発揮できるよう、総合的なマネジメントが大切です。日々の業務の中、利用者や家族のQOLが高まり、「訪問看護を利用してよかった」という声が何よりの励みになっています。これからもスタッフとチームで関わり、「看護する喜び」を分かち合いたいと思っています。
 まだまだ勉強不足で、悪戦苦闘の毎日です。教育課程での学びを振り返り、認定看護師の役割を果たすためにはどうすればよいのかを考えています。今後、ますます加速する超高齢化社会に対して、教育課程で学び、私たちと共に在宅看護を発展させる仲間が増えることを願っています。
                            
                                       (二期生) 
                                       愛媛県看護協会立 訪問看護ステーション東宇和
                                        松井 美和

 
 私は、今後ますます必要とされる在宅医療の担い手として、体系的に訪問看護の学びを深めるために三期生として受講しました。半年間の教育課程は、科学的根拠に基づいた知識と看護技術を提供できるように目的づけられており、講義や実習などでの学びを深めることができました。
さらに、訪問看護師として対象者・家族が安心して生活できるための適切なケースマネジメントの必要性も学びました。長期国内出張扱いとして受講を終えて、病院からの訪問看護師として、誰もが安心して暮らせる地域をつくるために、病院の職員との連携や在宅ケアに関わる様々な職種の人々とのネットワークを構築する必要性を感じ、自分の役割として日々努力しています。訪問看護認定看護師の役割として、訪問看護師一人ひとりのレベルアップへの働きかけの重要性を感じています。自然豊かな環境の中、大学の施設設備も充実しており、図書館、メディアセンターなど大いに利用することができます。各地の多くの訪問看護師の方々が、大分県立看護科学大学看護研究交流センターで訪問看護認定看護師教育課程を受講されることを願っています。

                                         (三期生)  
                                         湯布院厚生年金病院 訪問看護部
                                          平井 豊美

                             

 【2010年】

 病院では、退院調整看護師を配置するところが増えています。私は、急性期病院で患者・家族の在宅療養に関する相談対応や在宅へ戻る方の退院のお手伝いをしています。研修の場で病院勤務者より、「生活を見据えた退院支援が難しい」という意見をしばしば受けますが、ここに訪問看護経験者の手腕が生かされます。教科書的ではなく、生活にアレンジしたケアの支援、つまり訪問看護の実践家だからこそできる細やかで的確な支援です。認定教育課程で学んだ知識を生かした退院調整は、実にやりがいのある領域です。超高齢社会のなかでますます求められる訪問看護の力です。訪問看護をされている皆さん、体系的な勉強に挑戦してみませんか。きっと、新しい世界が広がります。本校の教育課程では、厳しくも温かい講師陣に恵まれ、そして、学内の図書館を利用でき能動的に勉強できる環境が整っています。あとに続く皆さまのご活躍を期待しています。

                                        (一期生)                                         
                                       医療法人社団新日鐵八幡記念病院 
                                       地域医療情報センター 医療相談室 突田 和

 
 平成22年2月に認定看護師教育課程を終え、現在はステーションの実務へ復帰し半年になろうとしています。現場を半年離れ、家事をしながらの教育課程でしたが何とか無事に終了することができました。これも職場の大きなバックアップがあったからこそ遂げられたと実感しております。
 半年の学びの中で、私の中に根付いたのは「訪問看護の理念」というものであります。いつもこの理念の下で看護を提供することの大切さを再認識しましたので、現在は共に働くスタッフにこの理念を伝えることに力を注いでいます。単独でケアを提供する訪問看護であるからこそ、迷いや戸惑いはつきものです。しかし、迷った時にこの理念に立ち返ることで、対象者の最善の看護が見え、自信を持って看護が提供できると感じています。
 認定看護師として歩き始めたばかりですが、獲得した知識に磨きをかける努力をし「実践・指導・相談」を主軸に自らの責務を遂行していこうと思います。


                                      (二期生)

                                      社会医療法人敬和会 大分豊寿苑訪問看護ステーション

                                                        管理者 佐々木 真理子
 

訪問看護認定看護師教育課程修了生活動報告会

【2011年】

 平成23年12月3日(土)に第2回活動報告会を開催しました。修了生のうち1期生6名、2期生4名、3期生2名の計12名が出席、また現在受講中の4期生2名も出席しました。出席した修了生12名は九州各地の訪問看護ステーション、病院の訪問看護部、地域連携室等で勤務しており、最初に各々の現在の活動状況を報告しました。その後、自分達が抱えていた課題と取り組みの成果等についての発表と意見交換を行いました。出席者からは“県内に訪問看護認定看護師が一人しかいないので相談する相手がいない”“県内に複数の訪問看護認定看護師がいるがネットワークが構築されておらずお互いの活動状況がわからない”等の不安があげられ、活動報告会に参加することで認定看護師としての自己の活動の確認や見直しができるとの意見が聞かれました。この活動報告会を通して得たことは、訪問看護認定看護師としての今後の活動に多いに反映して頂けることと思います。

                                                     (主任教員 佐藤弥生)

 

【2010年】

 平成22年11月27日(土)の午後、第1回活動報告会を大分県立看護科学大学において開催しました。1期生6名、2期生4名の計10名が九州・四国各地から出席し、教育課程副課程長の桜井礼子先生も出席して下さいました。会では、まずそれぞれが現在の活動状況を発表しました。参加した修了生は、訪問看護ステーション、病院の地域医療連携室、保健センター、認定教育機関等で訪問看護認定看護師として勤務しており、各地での訪問看護の現状を知る機会となりました。その後、様々な状況において認定看護師として活動するうえで抱える悩みや思い、それに対する意見や助言を中心とした意見交換を行いました。2時間半という短い時間でしたが、とても有意義な会でした。最後に、今後も修了生のネッワーク作りと継続教育の場として、定期的に活動報告会・研修会等を開催するという方向で、出席者の同意をいただき、会を終了しました。

                                                      (主任教員 佐藤弥生)