生成系 AI(Generative AI)の利用に関する注意事項について

更新日:2023年5月18日 ページ番号:0005866

生成系 AI(Generative AI)の利用に関する注意事項について

令和5年5月17日

学生の皆さん

大分県立看護科学大学 学長 村嶋幸代

 

Chat GPT をはじめとする生成系 AI(Generative AI)が注目を集めています。様々な活用方法があり新たな可能性が期待される一方で、種々の問題も指摘されています。今後、内閣府を中心に関係省庁等による検討も予定されています。

学生の皆さんがChat GPT等の生成系AIを使用する場合は、情報の正確性や個人情報保護などの課題に十分留意しながら、慎重に扱うことが必要です。また、授業で作成するレポート課題等をChat GPTで作成した場合には、自分で考えたり、記述する能力を高める機会を損なうなど、利用者である皆さんの不利益にも繋がります。自分の名前で出した文章は、自分が書いたものとして、責任が生じます。くれぐれも留意しましょう。

 

本学では以下を方針とします。

1.生成系 AIを利用する場合は、出力された情報が正しいかどうか、自分で確認すること。

2.個人情報の保護や研究の優先権、著作権等の保護などの点からも十分に注意すること。

  生成系AIに入力した情報は、意図せず他者に公開されることがあります。例えば、実習等で得た情報(個人情報やプライバシーに関わる情報等)や未発表の論文やデータを生成系 AI に入力すると、それらの情報が意図せずに流出・漏えいしてしまう可能性があります。

3.授業のレポート等を、生成系 AIのみを用いて作成しないこと。

  生成系 AIのみを用いて、レポートを作成することは認められません。そのレポート課題等の目的や内容を十分理解し、自分自身の能力を高めるようにしてください。科目によっては、担当教員から、生成系AIの利用を禁止される場合もあり得ます。

 

生成系AIの利用については、今後示される国の方針等も注視しながら、大学として適切な対応を行っていく予定です。