健康増進プロジェクトチーム
健康増進プロジェクトfacebook<外部リンク>へのリンクです
健康増進プロジェクトとは
健康増進プロジェクトは、健康増進に関する研究とそれらの知見に基づいた健康増進に関する地域貢献を行っています。前身である野津原プロジェクトは開学の翌年1999年から活動を始め、野津原地区で基本健診時に健診車と42の公民館を回り、健康・体力調査を行って地域の健康問題を明らかにし、健康教室を開催してオーダーメイドの運動メニューを提供しました。2003年には大分県と別府市に協力して、別府北浜温泉テルマスで開催したスマート教室で温泉運動を指導し、2005年からは日本文理大学ほかと共に産学官連携推進会議による産学官交流グループ「大分空港施設改善プロジェクト」に参加しました。そして、2006年には健康増進プロジェクトと名称変更し、大分市や大分市社会福祉協議会と協力して大分市の介護予防運動「お元気しゃんしゃん体操」を研究開発し、300名の指導者を育成した結果、大分市内で7,000名以上の高齢者がこの体操に取り組むようになりました。これは大分県の介護予防体操にも採用され、研修会を県内で200回以上開催しました。また、2010年には厚生労働省の事業として慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所と協力して姫島村住民の健康調査等を実施し、健康長寿の原因究明に取り組みました。2011年からは大分県や大分市の森林セラピーの実証研究を行い、実験結果をセラピーコースの看板に示すとともに、2013年以降、大分市森林セラピートレイルランニング大会の運営及び当日の救護に携わりました。また、2010年には大分県に協力して「運動機能向上標準プログラム(大分県版)」を作成してその効果を検証し、2013年には「めじろん元気アップ体操」を研究開発し、体操のパンフレットを高齢者世帯や事業所に63,000部配付し、2014年には普及用DVDを作成し、大分県庁HPの動画の再生回数は220,000回を超えました。さらに、2012年からは大分県スポーツ学会および大分県看護協会ほかに協力して「スポーツ救護ナース」(650名)と「スポーツ救護員」(250名)を養成し、毎年県内のスポーツ大会で救護員として派遣しており、2019年のラグビーWC大分大会でも100名が救護を担当しました。2013年には、豊後高田市で地区踏査や行動変容技法を使った健康教室を開催するとともに、ハイブリッド・ウォーキングを開発し、文部科学省の事業として県教育委員会に協力し、体力チェックサポーターを育成しました。また、2004年にはエリア株式会社と保健師活動支援システムを開発して商品化し、2013年には東九州メディカルバレー医療機器研究開発補助事業で県から資金援助を受け、デンケン株式会社及び井野辺病院と共同で脳卒中患者のための二筋同時電気刺激装置を開発し、医療機器認証を受け、販売しました。また、2014年からヤクルトヘルスフーズ株式会社ほかと高齢者用機能食品の開発、2018年には大分県立病院ほかと共同で患者用特殊体重計の開発に取り組みました。2014年には大分市保健所に協力して、市街地の歩行時のエネルギー消費量を測定し、路面に消費エネルギーのサインを接地しました。一方、県民の健康意識の高揚を目指し、2002年より、大分空港、昭和電光ドーム大分、J:COMホルトホール大分、コンパルホール、パークプレイス、トキハわさだタウン、竹町ドーム広場、ミドリの王国等で、毎年3,000〜6,000名の方々の健康・体力チェックを学生と実施しています。また、NHKクローズアップ現代、NHK WORLD-JAPAN、たけしのみんなの家庭の医学、名峰・立山の風に吹かれて、医療ルネサンス、絶好調!、旬感3ch、ハロー大分、ほっとはーとOITAおおいた捕物帳等に出演あるいは取材協力をしました。
介護予防
お元気しゃんしゃん体操
- 大分市社会福祉協議会ほかと「お元気しゃんしゃん体操」の研究開発(2005)
- 「お元気しゃんしゃん体操」指導200回以上(2005〜)、CTVで毎日放送(2010)
- 別府ビーコンプラザでお元気しゃんしゃん体操を2,500名に指導(2007,2010)
転倒予防
介護予防運動指導
- 動体視力、咀嚼力、鬱と転倒の関連性の検討(2008〜)
- 高齢者用の筋力トレーニング法(2004〜)、起き上がりや歩行の3次元動作解析(2004〜)
- 大分市で転倒予防教室(2001〜)、ホルトホール等でヨガ教室(2008,2013)を開催
生活習慣病予防
基本健診時に体力測定
- 基本検診時に体力測定、健康調査を実施し、地域特性を検討、保健指導で活用(1999〜)
- 地域住民にオーダーメイドの運動メニューを提供(2002)
- 大分市保健所と大分市街地歩道18箇所に消費エネルギーのわかるタイルを設置(2014)
体力
全国保健統計協議会の講演
- 地域の基本診査に相応しい高齢者用の体力テストの開発(2000〜)
- 健康問題や生活課題に関連づけた体力評価理論および評価基準の開発(2000〜)
- 全国保健統計協議会で基本健診における体力評価の必要性を講演(2000)
運動メニュー
スパ・エクササイズ指導
- 登山、森林歩行、温泉運動、自転車通勤、ヨガ、ストレッチング等の健康効果の検討
- スパ・エクササイズ(2003)、ハイブリッド・ウォーキング(2013)の開発
- 富士見が丘団地(2008)、姫島村(2010)に目的別ウォーキングコースを設置
森林セラピー
森林セラピーの調査
- 大分県「森のセラピー事業」で精神的効果の検証実験、森林療法講座(2008〜)
- 大分市「森林セラピーロード」歩行時のエネルギー代謝量測定(2012〜13)
- 大分市「森林セラピートレイルランニング」の実行委員、救護班(2012〜)
企業・産学官連携
保健師活動支援システム
- 保健師活動支援システム(2003)
- 脳卒中患者用の機能回復装置を開発・商品化(2013-14)
- 大分空港の施設改善プロジェクト(2005〜)、空港美術館の提案(2012〜)
- 株)エリア、株)デンケン、株)ヤクルトヘルスフーズ等と新商品を開発(2003~)
省庁
姫島村の調査
- 厚生労働省「老人保健健康増進等事業」で慶應義塾大学と姫島村を調査(2010)
- 文部科学省「スポーツを通じた地域コミュニティ活性化事業」で人材育成ほか(2013〜)
- 経済産業省「地域商店街活性化事業」で敬老の日にセントポルタで健康チェック(2014)
大分県
介護予防パンフレット
- 介護予防「運動機能向上標準プログラム(大分県版)」の作成、効果検証(2008〜)
- 介護予防運動「めじろん元気アップ体操」の作成、効果検証、指導、DVD作成(2012〜)
- 介護予防体操カレンダー、ポスター、パンフレットの作成協力
大分市
みちょくれ劇団と体操普及
- 介護予防体操指導者用および実施者用手引きの作成と配布(毎年10,000部)
- 介護予防体操を7,000名以上に指導、介護予防ボランティア育成(300名以上、2005〜)
- 「みちょくれ劇団」と芝居による介護予防体操の普及(2009〜)
自治体
介護予防ボランティア育成
- 大分市、日田市、中津市、竹田市、姫島村等で、健康推進ボランティア育成(2006〜)
- 豊後高田市「地域課題提案事業」で地区踏査を実施し、健康教室を開催(2013)
- 東九州メディカルバレー医療機器研究開発補助事業を受託(2013)
自治会・商工組合等
ホルトホールでヨガ教室
- おおいた七夕まつりで、チキリンばやし市民総踊り大会に参加(2005〜11)
- ななせの里まつり、富士見が丘団地体育祭、竹町商店街、大分空港、ホルトホール大分、コンパルホール、大銀ドームほかで健康・体力チェックを年6,000名以上に実施(2008〜)
大分トリニータ
大分トリニータ 健康・体力チェック
- 大分トリニータの介護予防事業に協力(2007〜09)
- ホームゲームで観客の健康・体力チェックを実施(2008〜)
- 「おおいたスポーツ広場」で選手やファンの健康・体力チェック(2011〜)
学会
スポーツ救護ナース育成
- 学術雑誌、国際学会、国内学会大会、シンポジウム、ブースで研究成果を発表(1999〜)
- 大分県スポーツ学会、大分県看護協会とスポーツ救護ナースを500名育成(2012〜)
- 大分県スポーツ学会第6回学術大会シンポジウム「体力を考える」企画・進行(2014)
広報
オーダーメイドの 運動メニュー
- 新聞、県広報誌、著書、月刊セーノ、若葉祭、大学パンフレット等で活動を紹介
- NHKクローズアップ現代、たけしのみんなの家庭の医学、名峰・立山の風に吹かれて、医療ルネサンス、絶好調!、旬感3ch、ハロー大分、おおいた捕物帳、ほっとはーとOITA等