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カリキュラムポリシー | アドミッションポリシー他

更新日:2022年6月22日 ページ番号:0000393

研究者養成:カリキュラムポリシー

  1. 本コースには基盤看護学、発達看護学、広域看護学の3つの専門科目を設置する。入学者はいずれかの専門科目を選択し、その科目の講義と演習を履修する。
  2. 専門科目にかかわらず共通科目として、研究力の基礎を学ぶ科目、看護学に関する幅広い専門的知識を育成するための科目、および英語力を強化する科目を開講する。英語力としては、研究に必要な英語原著論文読解力と英語論文を書く基礎力を習得する。
  3. 指導教員の研究指導の下で特別研究を行い、多角的・柔軟な科学的思考をもって研究を行う能力を、時間をかけて育成する。

実践者養成看護管理・リカレントコース:カリキュラムポリシー

  1. 臨床や地域で活動する看護職の学び直しと研究および看護管理の能力を育成するために、共通科目と3つの専門科目、基盤看護学、発達看護学、広域看護学を設置し、特論科目と演習科目を設置する。
  2. 共通科目に、研究力の基礎を学ぶ科目として看護研究および保健情報学、看護管理学等に関する科目を設置する。看護科学研究特論、保健情報学特論を設置する。
  3. 共通科目に、看護学に関する幅広い専門的知識を育成するための看護学系の科目を配置する。
  4. 専門科目は、臨地や地域で活動する看護職の専門性に応じた科目を配置し、研究や看護管理の能力を高める。
  5. 特別研究では、1年次は研究計画の立案、報告会、2年次は計画に基づく研究を実施し、研究中間報告会を実施し、時間をかけ研究能力の基盤を育成する。研究指導体制は看護系と人間科学系教員の2名の体制により、多角的・柔軟な思考をもって研究に取組めるようにする。

実践者養成NPコース:カリキュラムポリシー

  1. チーム医療の中で医師を含めた他職種と連携・協働し、安全・安心を担保した判断と医療を必要とする人の意思決定を支援する講義、演習、実習を展開する。
  2. 臨床推論に基づき的確な診療行為を提供するために3P(フィジカルアセスメント、臨床薬理学、病態生理学<Physical Assessment, Pharmacology, Pathophysiology>)を強化する。
  3. 高度実践看護者としての能力と質担保のため、進級試験やOSCEを含む段階的な試験を実施する。
  4. 広い視野で制度やシステムにも目を向け改革する力や研究能力を備えるため、課題研究を行う。
  5. プライマリ領域のNPに必要となる特定行為研修を実施する。

実践者養成広域看護学コース:カリキュラムポリシー

  1. 保健師が専門職として社会に対して果たすべき役割について理解し、未知なる健康問題に対応する実践能力を修得するための、特論や演習科目を設置する。
  2. 個人の健康問題と地域全体の課題を結び付け、双方に働きかけ、両方の解決を図ることのできる能力を養うために、エビデンスに基づいた地域診断の実践活動ができる科目を設置する。
  3. さまざまな健康レベルにある個人、個人を取り巻く家族、集団、社会の健康状態を的確に判断・評価する能力を養うために、疾病予防、薬剤マネジメントを通して保健指導の実践活動ができる科目を設置する。
  4. 個人・家族・集団・地域の関係性を理解し、理論と連動させた実践能力を育成するために、地域支援実習、地域マネジメント実習、広域看護活動研究実習といった3種類の実習を設置する。
  5. 実習成果を発展させ、理解を深めるために、それぞれの実習終了後成果報告会を実施し、学びの共有を図る。

実践者養成助産学コース:カリキュラムポリシー

  1. 助産学コースでは、助産師が専門職として社会に対して果たすべき役割について理解し、自己の助産観を構築するための特論や演習科目を設置する。
  2. 妊娠・分娩・産褥・育児期における健康問題に対してエビデンスに基づいて助産過程を展開するために必要な特論や演習科目を設置する。
  3. 高度な周産期母子医療に対応した実践能力を修得するために、ハイリスク妊産褥婦を含めた特論や演習科目を強化する。
  4. 周産期の臨床思考を身につけるために段階的OSCEを実施する。
  5. 妊娠・分娩・産褥・育児期を継続して支援する能力を養うため、1年次から実習を設置し、継続事例を3例以上うけもち、10~15例の正常分娩介助を実施する。
  6. リプロダクティブヘルスを推進するために女性のライフサイクル全般における健康問題や心理・社会問題、関係機関との調整・連携、社会資源の活用を学ぶために専門分野に精通した講師による特論科目をおく。

健康科学専攻:カリキュラムポリシー

  1. 各学生の専門性に応じて6つの専攻領域から1つを選択し、少人数・双方向的な環境の下、選択した領域の科目を中心に学ぶことを通じて、専門的な知識と分析能力を修得させる。
  2. 専攻領域における様々な課題に対して柔軟に対応・解決できる研究能力を修得させるため、指導教員による研究指導の下で修士論文の作成を行い、研究力を育成する。
  3. 学内外での研究発表の機会を通して、論理的に構成された発表およびディスカッションができるコミュニケーション能力を身につけさせる。
  4. 研究推進に必要な語学力を修得させるため、共通科目として、英語論文作成概論、原書講読演習、Intensive English Study を設置する。
  5. 研究推進に必要なスキルを修得させるために、共通科目として、保健情報学特論、健康科学研究特論を設置する。

博士課程(後期):カリキュラムポリシー

  1. 当該専攻領域の特論および演習を通して、専攻領域に関連する幅広い専門的知識を養成する。
  2. 博士論文の指導は、主指導教員を中心に副指導教員が補佐することで行われ、研究計画報告会、研究中間報告会等を経て段階的に進める。
  3. 研究では、原著論文抄読などを通して研究分野に関連する幅広い専門的知識を身につけると共に、高い専門性をもった研究力を養成する。