研究者養成コース
更新日:2020年11月16日
ページ番号:0000396
研究者養成コース(修士課程看護学専攻)
研究者養成コースとは
本研究科には、基盤看護学、発達看護学及び広域看護学の3つの専攻領域を設定しています。領域設定にあたっては、実践の場において指導的な立場で看護の専門性を発揮できる人材、あるいは、看護教育の場で体系的な教育、研究の任を果たすことができる人材を育成するという本学の大学院設置の趣旨に基づいて、幅広い看護の領域をカバーできるようにしています。
3つの専攻領域には、それぞれの領域の特徴をカバーする授業科目を設け、学生のニーズに応じた領域の選択ができるようにしています。
また、本大学院が目的とする人材を育成するためには不可欠であると考えている看護の基礎教育を体系的に教授するために、看護の専門科目だけでなく、看護の基礎教育分野として生体機能学、病態機能学、健康増進科学、人間関係学、保健情報学の授業科目を設け、看護学を支える基礎科学に関する先端的な知識を含めた体系的な知識を教授することにより、問題解決能力、看護実践の管理能力、研究能力がより総合的に高められるようにしています。
研究者養成コース:アドミッションポリシー,カリキュラムポリシー,ディプロマポリシー
研究者養成コース:アドミッションポリシー
看護学専攻のうち本コースでは、博士課程(後期)への進学を念頭に看護学の研究を行う研究者を育成することを目的とする。このために、次のような人材を求め、アドミッションポリシーを定める。
- 看護学に対する探求心をもち、主体的・自律的に学ぶ力のある人
- 看護学および関連領域の基礎学力を有し、特に研究論文を批判的に読み解く力、論理的に思考しデータを分析する力、研究の遂行と成果のまとめに必要なコミュニケーション能力と表現力を有する人
- 将来、教育・研究を志望し、保健・医療・福祉分野を学術的に発展させる意欲のある人
研究者養成コース:カリキュラムポリシー
- 本コースには基盤看護学、発達看護学、広域看護学の3つの専門科目を設置する。入学者はいずれかの専門科目を選択し、その科目の講義と演習を履修する。
- 専門科目にかかわらず共通科目として、研究力の基礎を学ぶ科目、看護学に関する幅広い専門的知識を育成するための科目、および英語力を強化する科目を開講する。英語力としては、研究に必要な英語原著論文読解力と英語論文を書く基礎力を習得する。
- 指導教員の研究指導の下で特別研究を行い、多角的・柔軟な科学的思考をもって研究を行う能力を、時間をかけて育成する。
研究者養成コース:ディプロマポリシー
本コースでは、所定の単位を修得し、かつ以下の能力を身につけた学生に、博士課程(前期)の学位(修士(看護学))を認定する。
- 看護学に関する幅広い専門的見識
- 共通科目を通して獲得した、問題解決能力、批判的・論理的思考力、分析力
- 研究に必要な英語原著論文読解力と英語論文を書く基礎力
- 専門分野の研究論文を批判的にレビューする能力
- 教員の指導下で、専門分野の研究課題を洞察する力、データを分析する力、研究計画を立てる力、および研究を遂行し論文としてまとめる能力