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広域看護学コース

更新日:2020年11月16日 ページ番号:0000398

広域看護学コース(修士課程実践者養成)

広域看護学コースとは

 保健師は、「地域社会の健康づくりの組織者」として、少子・超高齢社会における住民の健康づくり、産業分野における従事者や学校における児童・生徒の健康づくりの担い手として活躍しなくてはなりません。大学院教育では、家庭訪問や地域看護診断などをおこなうことで、個人、家族、地域社会をみることのできる保健師、そして社会保障システムの構築や創造ができる保健師を育てます。
 さらに特色のあるカリキュラムとして、健康危機管理特論、疾病予防学特論、薬剤マネジメント学特論などがあります。実習は11週間とし、エビデンスに基づいた実践力の強化を図ります。

本大学院が目指す保健師像と保健師に必要な7つの能力

本大学院が目指す保健師像と保健師に必要な7つの能力の画像

大学院で学ぶカリキュラムの流れ

2022カリキュラムの流れ

保健師の活動の場(修了後の進路)

保健師の活動の場

広域看護学コース:アドミッションポリシー,カリキュラムポリシー,ディプロマポリシー

実践者コース共通アドミッションポリシー

実践者養成コースでは次のような人材を求め、コース別にアドミッションポリシーを定める。

  1. 看護学の基盤を有し、優れたコミュニケーション能力、高度な専門的実践能力と問題解決能力を身に付けようとする意志と探求心をもつ人
  2. 幅広い視野をもち、社会に目を向け、保健医療福祉分野の発展・改革のための研究能力を身につけたい人

広域看護学コース:アドミッションポリシー

 保健師は地域社会の健康づくりのパートナーとして、人びとと協働して地域社会全体の健康課題を解決し、人びとのQOLを向上させていく活動を担う使命があり、科学的根拠に基づいて実践する能力が求められる。広域看護学コースでは、高度な判断力と実践力をもつ自律した保健師を育てることをめざして、実践者養成コース共通のアドミッションポリシーに加え、次のような人材を求める。

  1. 人びとの生命と暮らしを守るため、地域をアセスメントし、課題を発見、改革に結び付けたい人
  2. 保健領域における高度な知識や技術を身につけ、研究開発能力を身につけたい人

広域看護学コース:カリキュラムポリシー

1)教育課程の編成方針

 DP1やDP2については、学修者が共通科目で看護の基礎教育分野を学び、専門科目の専門的教育分野の講義、演習等で得た知識と技術を用いて、事例を継続的に訪問する地域生活支援実習を計画的に行い、教育的指導を受けながらその能力を高めていきます。
 DP3やDP4については、学修者が共通科目で看護の基礎教育分野を学び、専門科目の専門的教育分野の講義、演習等で得た知識と技術を用いて、市町村で地域マネジメント実習を行いその能力を養います。この実習では、演習で作成した地域看護診断等を用いて、自らテーマを設定し、研究的思考を用いて地域全体の健康課題の解決に向けた保健活動の実施と評価を考察し必要な能力を高めます。
 DP5やDP6については、学修者が共通科目で看護の基礎分野を学び、専門科目で専門的教育分野の講義、演習、および市町村で行った地域マネジメント実習で得たで知識と技術を用いて、保健所で広域看護活動展開実習Iを、地域包括支援センターや産業保健分野で広域看護活動展開実習IIとIIIを行いその能力を養います。これらの実習では、地域全体を包括的に評価し、社会資源の開発や健康政策の立案に必要な能力を高めます。
 DP7については、学修者が共通科目や専門科目の講義・演習、実習や課題研究および日ごろの学修活動を通じて、自らの倫理観や人間性、支援者としての態度や心構えなどを養い、専門職として成長していきます。

2)学修方法・学修過程
 教育内容・学修過程:専門科目としては、指定規則に定められた科目において、広域看護学概論、広域看護展開特論や広域看護管理特論、疫学特論、保健統計学、保健医療福祉行政特論など、保健師が専門職として社会に対して果たすべき役割について理解を深めます。また、個人の健康問題と地域全体の課題を結びつけ、双方に働きかけ、両方の解決を図ることのできる能力を養うことを目指し、エビデンスに基づいた地域診断の実践活動を講義や演習、実習で学修します。
 また、未知なる健康問題に対する実践能力を習得するため、健康危機管理特論や広域看護アセスメント学演習などを学修します。さらに、様々な健康レベルにある個人、個人を取り巻く家族、集団、社会の健康状態を的確に判断・評価する能力を養うために、疾病予防学特論、薬剤マネジメント特論などを通じて保健指導の実践活動ができるよう学修を進めます。
 共通科目としては、看護学の追究と看護の実践活動において基本的な知識として共通する科目であることから、看護科学研究特論や看護政策論、看護管理特論を必修とし、看護教育学特論など10科目から自ら選択し、学修を進めます。
 課題研究は、自ら選択した専攻領域の課題について研究し、指導教員の指導を受け、修士論文として提出します。
 学修方法・教育実施方法:2年間にわたって多くの授業(講義、演習、実習など)科目が順序性をもって配置されています。講義、演習、実習の多くは、1年次に受講することになります。
 講義、演習については、自ら探求し課題解決する力やマネジメント力を養うため、発表形式やディスカッション形式を多くとり、主体的に学修を進めます。
 実習については、個人・家族・集団・地域の関係性を理解し、理論と連動させた実践能力を育成するために、地域支援実習、地域マネジメント実習、広域看護活動展開実習といった3種類の実習を行います。また、実習成果を発展させ、理解を深めるために、それぞれの実習終了後に成果報告会を実施し学びの共有を図っています。

3)学修成果の評価
 学修成果は、広域看護学コース修了時に、「卒業認定・学位授与の方針」に定められた項目において、学則別表や学修方法・学修過程に示された科目において、目標とする学修の到達度がどの程度であったかを示すものです。したがって、学修成果となる各科目の目標は、科目ごとにシラバスに示しています。また、学修成果の評価方法も評価割合と共に科目ごとにシラバスに示しています。科目ごとの評価方法や評価割合に基づき、各科目の目標達成度を総合的に判断し、最終的に科目ごとの成績評価を履修規定の第9条に示す4段階で行います。

 

広域看護学コース:ディプロマポリシー

本コースでは、以下のような能力を身に付け、かつ所定の単位を修得した学生には、博士課程(前期)の学位(修士(看護学))を認定する。

  1. 対象者個人・家族の健康アセスメントを包括的にできる能力
  2. 対象者個人・家族のセルフケア能力を引き出し、自己変容を支援できる能力(グループの力を活用する)
  3. 地域社会全体の健康レベルをアセスメントできる能力
  4. 地域社会の健康レベルを改善改革し向上させるマネジメント能力・リーダーシップ能力
  5. 地域社会の保健医療福祉システムやソーシャルキャピタルを活用および開発する能力
  6. 地域社会の課題を的確に評価し、健康政策を立案し、遂行できる能力
  7. 倫理的意思決定能力