広域看護学コース
更新日:2020年11月16日
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広域看護学コース(修士課程実践者養成)
- 1:広域看護学コースとは
- 2:本大学院が目指す保健師像と保健師に必要な7つの能力
- 3:大学院で学ぶカリキュラムの流れ
- 4:保健師の活動の場(修了後の進路)
- 5:広域看護学コース アドミッションポリシー,カリキュラムポリシー,ディプロマポリシー
広域看護学コースとは
保健師は、「地域社会の健康づくりの組織者」として、少子・超高齢社会における住民の健康づくり、産業分野における従事者や学校における児童・生徒の健康づくりの担い手として活躍しなくてはなりません。大学院教育では、家庭訪問や地域看護診断などをおこなうことで、個人、家族、地域社会をみることのできる保健師、そして社会保障システムの構築や創造ができる保健師を育てます。
さらに特色のあるカリキュラムとして、健康危機管理特論、疾病予防学特論、薬剤マネジメント学特論などがあります。実習は11週間とし、エビデンスに基づいた実践力の強化を図ります。
本大学院が目指す保健師像と保健師に必要な7つの能力
大学院で学ぶカリキュラムの流れ
保健師の活動の場(修了後の進路)
広域看護学コース:アドミッションポリシー,カリキュラムポリシー,ディプロマポリシー
実践者コース共通アドミッションポリシー
実践者養成コースでは次のような人材を求め、コース別にアドミッションポリシーを定める。
- 看護学の基盤を有し、優れたコミュニケーション能力、高度な専門的実践能力と問題解決能力を身に付けようとする意志と探求心をもつ人
- 幅広い視野をもち、社会に目を向け、保健医療福祉分野の発展・改革のための研究能力を身につけたい人
広域看護学コース:アドミッションポリシー
保健師は地域社会の健康づくりのパートナーとして、人びとと協働して地域社会全体の健康課題を解決し、人びとのQOLを向上させていく活動を担う使命があり、科学的根拠に基づいて実践する能力が求められる。広域看護学コースでは、高度な判断力と実践力をもつ自律した保健師を育てることをめざして、実践者養成コース共通のアドミッションポリシーに加え、次のような人材を求める。
- 人びとの生命と暮らしを守るため、地域をアセスメントし、課題を発見、改革に結び付けたい人
- 保健領域における高度な知識や技術を身につけ、研究開発能力を身につけたい人
広域看護学コース:カリキュラムポリシー
- 保健師が専門職として社会に対して果たすべき役割について理解し、未知なる健康問題に対応する実践能力を修得するための、特論や演習科目を設置する。
- 個人の健康問題と地域全体の課題を結び付け、双方に働きかけ、両方の解決を図ることのできる能力を養うために、エビデンスに基づいた地域診断の実践活動ができる科目を設置する。
- さまざまな健康レベルにある個人、個人を取り巻く家族、集団、社会の健康状態を的確に判断・評価する能力を養うために、疾病予防、薬剤マネジメントを通して保健指導の実践活動ができる科目を設置する。
- 個人・家族・集団・地域の関係性を理解し、理論と連動させた実践能力を育成するために、地域支援実習、地域マネジメント実習、広域看護活動研究実習といった3種類の実習を設置する。
- 実習成果を発展させ、理解を深めるために、それぞれの実習終了後成果報告会を実施し、学びの共有を図る。
広域看護学コース:ディプロマポリシー
本コースでは、以下のような能力を身に付け、かつ所定の単位を修得した学生には、博士課程(前期)の学位(修士(看護学))を認定する。
- 対象者個人・家族の健康アセスメントを包括的にできる能力
- 対象者個人・家族のセルフケア能力を引き出し、自己変容を支援できる能力(グループの力を活用する)
- 地域社会全体の健康レベルをアセスメントできる能力
- 地域社会の健康レベルを改善改革し向上させるマネジメント能力・リーダーシップ能力
- 地域社会の保健医療福祉システムやソーシャルキャピタルを活用および開発する能力
- 地域社会の課題を的確に評価し、健康政策を立案し、遂行できる能力
- 倫理的意思決定能力