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【研究紹介】A県における訪問看護師のための医療的ケア児研修会を受講した訪問看護師の実践

更新日:2026年2月16日 ページ番号:0008612

研究者プロフィール

草野淳子
草野 淳子<外部リンク>(小児看護学研究室 教授)
研究キーワード:障がい児 在宅 医療的ケア 小児の訪問看護  研修会 ​

研究紹介

研究テーマとその内容について教えてください。

 研究者はA県において、医療的ケア児への訪問看護実践力を高めるために、2016年~2017年に合計2回の「訪問看護師のための医療的ケア児研修会(7日間)」を実施しました。本研究の目的は、A県において医療的ケア児の研修を受講した訪問看護師が、 自らの看護実践や価値に気づいたプロセスを明らかにすることです。訪問看護師研修会の効果を明らかにすることで、研修会の必要性、課題を見出すことが出来ます。2018年~2019年に研修会を受講した訪問看護師10名にインタビュー調査を行いました。対象者には研修会受講後の医療的ケア児への訪問方法の変化について半構造化面接を行いました。

現在の研究を始めようと思ったきっかけや、解決したい課題は何ですか?

小児の訪問看護を実施している訪問看護ステーションには偏りがあります。小児に対応しているステーションには依頼がありますが、病院側は実績のない新規の訪問看護ステーションへの依頼は躊躇してしまいます1)。医療的ケア児を訪問看護ステーションで引き受けるためには、小児への看護実践力を高めた看護師を多く育成することが必要です。

1)倉田慶子:在宅小児と家族を取り巻く現状と課題.小児看護41(8):902-910,2018.

先生の研究が、地域社会の中でどのように役立つと考えていますか?

 研究結果を紹介いたします。訪問看護師は研修受講後、医療的ケア児の発達やサービス利用の理解ができ、母親への情報提供を行っていました。人工呼吸器は怖くないと思えるようになり、さらに口腔ケアへの奮闘をし、研修で得た知識をフル活用していました。また、多職種との連携の必要性を理解し、看護のベースにプラスした小児の学びをする必要がありました。そして、訪問看護師の役割は「在宅療養の保証」という考えに到達していました。このように、研修会の効果が検証されたことで、訪問看護実践力を高めるために、医療的ケア児の内容に関する研修会は必要であることを確認しました。さらに研修会を推進する必要があると考えます。

この研究をどのように発展させていきたいですか?

 訪問看護師はレスパイトケア導入に困難を感じていたため、社会資源に関してさらに学ぶ必要性を感じていました。また、訪問看護師は医療的ケア児の呼吸器系のアセスメントや、緊急時の判断が不得意でした。訪問看護師が不得意とする内容については、他職種の専門家と連携することで、必要な活動や実践に繋げる必要があると考えます。どのようにしたら、専門家との連携がスムースにできるか考えていくことを次の研究のテーマとする計画です。

医療的ケア児の訪問看護を納得
                図1 医療的ケア児の訪問看護を納得
              小児看護,47(11):1401-1406,2024より抜粋

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